魂が喜ぶこと
2025年9月21日(日)、23年ぶりに本格的な舞台へ出演いたしました。

当日は多くの方にご来場いただき、またお花や差し入れ、お便りなど温かいお気持ちをいただきました。遠方から応援のメッセージを送ってくださった皆さまも含め、心より感謝申し上げます。
舞台を自らに禁じた日々から再挑戦へ
10代の頃、札幌の子ども劇団「フルーツバスケット」に所属し、舞台に青春を注いでいました。
その後、つかこうへい氏の合宿や芝居仲間との活動を経て、本気で役者を志していましたが、20歳のとき夢に破れ、心に大きな挫折を抱えました。
「自分は夢を諦めた人間」
そう思い込んだ私は、「舞台には二度と立たない」と自らに禁じ、芝居や表現から距離を置いた20代・30代を過ごしました。
40代で訪れた心境の変化
40代になり、ダイエットの成功や心身の変化を経て、少しずつ気持ちに変化が生まれました。
「役者になれなくてもいい」
「才能のあるなしではない」
ただ自分が幸せで心が満たされるのであれば、それを禁じる必要はない――。
そう思えるようになったのです。
そして昨年秋、信頼するトレーナーのエミさんとの会話で口にした言葉がありました。
「これからは、魂が喜ぶことをしたい」
言葉にしたことが現実になる
その言葉をきっかけに、不思議と物事が動き始めました。
冬には、劇団の先輩から「ウィキッド」のダンスをSNSで再現する企画に誘われ、久しぶりに舞台に関わる機会をいただきました。
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この流れで札幌のエンタメ集団「エンタイム」とつながり、今回のミュージカル出演へと発展しました。
また今年4月には、Voicyファンフェスタにて300名を超える観客の前で、ボイプロメンバーと共にステージへ立たせていただきました。あのときの緊張感と拍手の高揚感も、振り返れば「魂が喜ぶこと」の延長線上にあったと感じています。
「言葉にすると、夢の方が寄ってくる」
居酒屋で語ったあの一言が、確かに現実を引き寄せたのだと思います。

評価されなくても残る宝物
今回の経験を通じて強く感じたのは、魂が喜ぶことは必ずしも「評価」や「お金」につながるものではないということです。
けれど、人生の最後に振り返るとき、思い出すのはきっと
「ライトの眩しさ」
「舞台から見た景色」
「その瞬間の自分の鼓動」
そうした瞬間こそが、かけがえのない宝物になると確信しました。
だからこそ、これからも私は「魂が喜ぶこと」を選び、心から喜べる挑戦を重ねていきたいと思います。

最後に
改めまして、応援してくださっている皆さまに、
心から感謝を伝えたいです。
ありがとうございました!
ねこくらりえ
